低温蒸しの方法

 

実際に低温蒸し調理を行なうには、蒸し器を使用しても使用しなくても大丈夫です。いずれの場合でも、温度を70度前後に保って食材を蒸すことがポイントとなります。蒸し器を使わない場合に用意するものは、鍋、網、ボウル、箸が2本、そして温度計です。

 

先ず、鍋に水を入れ、強火で沸騰させます。水が少ないと空焚きになるので注意して下さい。目安として、水1リットル以上は入れて下さい。水が沸騰したら弱火にし、鍋に網を乗せます。網の上に食材を乗せます。網の目から食材が落ちないように注意しましょう。

 

箸2本をかませてボウルをかぶせます。箸を置くのは、網の上でも下でも構いません。ボウルと鍋の口径が近い方が温度は安定します。ボウルは熱くなるので、やけどに注意して下さい。温度計で、蒸し器の中の温度が70℃前後になるよう火力を調節しながら弱火で蒸します。火力を強くし過ぎると、箸が焦げるので危険です。

 

一方、蒸し器を使う場合に用意するものは、蒸し器と箸を2本、そして温度計です。先ず、強火でお湯を沸騰させます。水が少ないと空焚きになるので注意しましょう。目安として、水1リットル以上は入れて下さい。

 

次に、火を弱火にして食材を入れます。そして、箸を2本かませてフタをします。温度計で、蒸し器の中の温度が70℃前後になるように火力を調節しながら弱火で蒸します。蒸し器よりも、蒸し器を使わないやり方の方が温度は安定するようです。